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0313

みなさんが、生々しく仕事をしていらっしゃることが、ぼくたちにドーンとぶつかってきて、うれしかったです。

書いてあったことで最も印象深かったのは「正直なところ、きれいにしても住めるようになるかどうかはわからない」ということでした。

がれき拾いをはじめとする、国の指定事業があるから、そういうところに行って、毎日7000円でも1万円でも、稼いで、それで3年間待つようにすればいいんだ、と。国が指定事業でやってくれるのは、半年、1年、長くて2年、その程度でしょう。それからあと、自分たちは、いったいどうすんの?いまの気持ちをみんな、3年の長いあいだ、持っていられるだろうか?

今、いろんな支援活動がありますが、重要なのは「仕事」という形をとれるかどうかだと思うんです、ぼくは。

日本中で、いろんな企業が寄付や支援などの活動をしていますけど、「ビジネスとしての筋道」が立っていないと、やはり、長く続けられないと思っていて。

我々はもう、歩きながら考えていくほかないのでね。

まずなにより自分の命を自分で守んなきゃいけないって言葉。

「ビジョン」と「動機」

でも、現地の「第一次産業」というのはもともと徐々に衰退していくプロセスだったわけで、「東北の復興」という言葉には「元の状態に戻る」以上の「プラスα」が必要になるじゃないですか。