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4歳の子供が知っておく(知らされる)べき5つのこと。1.常に、完全にかつ無条件に愛されているということ。2.安全であるということ。人前や多様な状況で自分を安全な状態に保つ方法。人々について、自分の直感を信頼してよいということ。正しいと感じないことは、たとえ誰から要求されても、けしてする必要がないということ。個人としての諸権利を有していること、そして家族がそれらを支えてくれているということ。3.笑い方、ふざけ方、おちゃらけ方、そして想像力の使い方。空をオレンジ色に、猫を6本足に描いても全く問題ないということ。4.自らの興味関心が何か、そしてそれらを自由に追求してよいということ。もしも、子供が数を学ぶのに関心がなくても、知らず知らずのうちにあっという間に学んでしまいます。かわりにロケットやお絵かき、恐竜、泥遊びに熱中させてあげましょう。5.世界は魅惑的で、自分もその一部であるということ。自分が素晴らしく、華々しく、独創的で、思いやりのある、奇跡のような存在だということ。外で一日中、ヒナギクの鎖や泥のパイや妖精の家をつくるのは、音声学の訓練と同じくらい、いやもっと価値があるということ。親が知っておくべき5つのこと。1.すべての子供は歩き方、話し方、読み方、代数学を自分のペースで学ぶということ、そして、そのペースは結果の良し悪しに影響しないということ。2.高い学力のための唯一最大の前兆は子供に読み聞かせてあげること。フラッシュカードでもワークブックでも高級な幼稚園でも点滅するおもちゃでもコンピュータでもなく、日夜時間をとって素晴らしい本を読み聞かせてあげましょう。3.クラスで一番の成績になることと幸せになることは関係がないということ。私たちは自分の子供に「強み」を与えようと夢中になりすぎて、私たちと同じマルチタスクでストレスに満ちた生活を与えてしまっています。私たちが子供に与えられる最大の強みは、気取らない気ままな子供時代です。4.子供が、本や自然や美術品、それらを探検する自由のある環境にいるにふさわしいということ。5.子供がもっと私たちを必要としているということ。私たちは、自分のことをしなきゃと言うのがとても上手になり、他の誰かに子供の世話をさせる言い訳に使いがちです。たしかに、私たちは皆、静かな入浴タイム、友達と過ごす時間、平静さを取り戻すための休憩、たまの親としてではない人生が必要です。私たちは、子育て雑誌が、子供に一日10分を使い、月に一回土曜日を家族で過ごす日と決めることを勧める時代に生きています。こんなのはまともではありま せん!子供たちは任天堂やコンピュータ、課外活動、バレエの稽古、グループで遊ぶこと、サッカーの練習以上に私たちのことを必要としているのです。子供たちは、座って話を聞いてくれる父親を、工作を一緒に手伝ってくれる母親を、物語を読み聞かせてくれる、馬鹿みたいなことを一緒にしてくれる両親を、必要としているのです。子供たちは、春の夜に私たちと一緒に散歩をしたいし、時速1メートルのよちよち歩きにも気にしないでほしいのです。たとえいつもの2倍の時間と手間がかかるとしても、子供に夕食の支度を手伝ってもらうのは価値があります。子供たちは、私たちにとって、かけがえのない、愛おしい存在であると、伝え知らされなければいけないのです